2年越しの約束で欧州ツアーに挑むV.シン
2013年9月26日(木)午前11:43
メジャー3勝のビジェイ・シン(フィジー)が欧州ツアーに久しぶりに出場する。
ゴルフの聖地 セントアンドリュース オールドCを中心に、カーヌスティ、キングスバーンズのスコットランド3コースを舞台にプロアマ形式で行われるアルフレッド ダンヒル・リンクス選手権が現地時間26日より開幕する。シンは今大会に友人のフライズ・エレクトロニクス・チェーン社(米男子ツアー フライズ・ドットコム・オープンのスポンサー)CEOのジョン・フライ氏と共に出場。実はこの裏には、昨年も出場を約束しながらこれを反故にしてしまった苦い思い出がある。
「去年もジョンから『一緒に出たら楽しいよ』と言われて『そうだね』と言っていたんだ。ところが、僕はそれをすっかり忘れてしまっていた。大会の2?3週前になって『準備は出来てる?』と彼に聞かれて『どこに行く準備?』と聞き返しちゃったんだ。ジョンは『ダンヒルだよ!! だから僕はここにいるんだ』とあきれていたよ」と苦笑しながら振り返ったシン。
2年越しの約束で乗り込んできた今大会。欧州ツアーで12勝を挙げているシンは今年50歳になったが、まだまだ元気いっぱいだ。フィジーの怪人と呼ばれた元世界ランキングNo.1としてのプライドをかけて、聖地での戦いに挑む。
その他、ダレン・クラーク(北アイルランド)、チャール・シュワーツェル(南ア)、アーニー・エルス(南ア)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、レティーフ・グーセン(南ア)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、マーティン・カイマー(独)ら実力者たちも数多く参戦。スコットランドでの戦いは、迫り来る寒さを吹き飛ばすほどに熱いものになりそうだ。