メジャー通算2勝目をマークしたスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が、ロレックスランキング（女子ゴルフ世界ランキング）2位へランクアップした。

　今季からメジャー大会に昇格した米女子ツアーのエビアン選手権は、荒天のため初日の競技が中止に。54ホールに大会が短縮される中、ピーターセンは最終ラウンドで3アンダー68の好スコアをマークし、見事に逆転優勝を飾った。およそ6年ぶりのメジャー制覇。同時にLPGAロッテ選手権、セーフウェイ・クラシックに続く今季3勝目を挙げた。この白星により米国時間16日発表の最新ランキングでは、ステイシー・ルイス（米)を抜いて同ランク3位から2位へ浮上。同ランク1位の女王インビー・パーク（韓）に次ぐポジションを確保した。

　また同大会2打差の単独2位に食い込んだ16歳のスーパーアマチュア、リディア・コ（ニュージーランド）は、同ランク8位から5位へ躍進。単独3位に入ったレクシー・トンプソン（米）は、同ランク27位から21位へ、4位タイとなったベテランの朴セリ（韓）も12人を抜いて同ランク29位へジャンプアップしている。

　一方、エビアン選手権の最終日を単独首位で迎えながら8オーバー79と自滅して19位タイに終わった宮里美香は1ランクダウンの同ランク20位。最終日に追い上げ15位タイに入った宮里藍は、同ランク14位から15位に後退している。

　やはり悪天候のため54ホールに短縮された国内ツアーの公式戦、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯でプレーオフを戦った2人は、優勝したイ・ボミ（韓）が同ランク51位から45位にランクアップ。史上最年少公式戦Vを逃した比嘉真美子も、同ランク52位から47位へと順位を上げている。

　他の主な日本勢は、有村智恵が3ランクダウンの46位、上原彩子が2ランクアップの79位、上田桃子は7ランクアップの127位となっている。