来季の出場権をかけ必死の戦いを続ける石川遼に対し、同じ1991年生まれのライバル、ノ・スンヨル（韓）が暫定単独トップに躍り出た。

　米男子ツアーとウェブ・ドットコム・ツアー（下部ツアー）の入れ替え戦“ウェブ・ドットコム・ツアー・ファイナルズ”の第3戦、ネイションワイド・チルドレンズ・ホスピタル選手権は現地時間13日、オハイオ州のオハイオ・ステイト・ユニバーシティGCを舞台に、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、最終組の2人を残し再び日没が迫り2日連続順延が決定。そんな中、早々と第2ラウンドを終えた石川はバーディとボギーが交互に来る不安定な内容で1オーバー72（3バーディ、4ボギー）とスコアを落とし、通算1オーバー暫定41位タイにとどまった。

　それでも予選カットラインは現時点で通算2オーバー。決勝ラウンド進出を確実なものとして来季のレギュラーツアー出場権がぐっと近づいた。仮にこのままの順位で大会を終えれば暫定ランキング18位となり、トップ25に与えられるシード権圏内を確保することに。とはいえ油断は禁物。この日苦しんだティーショットとアプローチを修正し、残り2日でさらなる上位を目指したい。

　この日暫定ながら単独トップに立ったのは22歳のノ・スンヨル。ノーボギーの6アンダー65をマークし、通算9アンダーでリーダーボードの最上段に躍り出た。ノ・スンヨルに2打差の暫定単独2位にチェッソン・ハドリー（米）がつけている。

　その他レギュラーツアー4勝を誇るショーン・オヘア（米）が通算4アンダー暫定4位タイにつけたが、入れ替え戦初戦で優勝しているトレバー・イメルマン（南ア）は通算5オーバー暫定86位タイで2試合連続予選落ちが濃厚となっている。