石川に光明! ショット安定し19位タイ浮上
2013年9月8日(日)午前10:45
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来季のシード獲りに向け崖っぷちの戦いが続いている石川遼がトップ20圏内に浮上した。
米男子ツアーとウェブ・ドットコム・ツアー(下部ツアー)の入れ替え戦“ウェブ・ドットコム・ツアー・ファイナルズ”の第2戦、チキータ・クラシック(ノースカロライナ州、リバーランCC)は現地時間7日、第3ラウンドの競技を終了。この日10番スタートの石川は前半ノーバーディ、1ボギーと我慢のゴルフが続いたが、折り返してからは調子が戻りつつあるショットを武器に1番、2番で連続バーディを奪うと、4番、6番もバーディとし4バーディ、2ボギーの2アンダー70でホールアウト。通算4アンダーは首位に並ぶジョン・ピーターソン(米)とアンドリュー・サボボダ(米)とは6打差あるものの、トップ10が狙えるポジションをキープした。
“ファイナルズ”はレギュラーツアーのフェデックスカップポイントランキング126位から200位までの選手と、ウェブ・ドットコム・ツアーの賞金ランキング75位までの選手が激突。来季のレギュラーツアー出場権『50』を争う戦いだが、ウェブ・ドットコム・ツアーの賞金ランク上位25名がこのうち半分の「25」枠をすでに獲得しており、石川のような“転落組”に与えられた枠はわずかに「25」。
もしこのまま19位タイで終戦すると石川の推定ランキングは59位とトップ25入りは依然遠い。今大会を入れて3試合しかない状況を考えると依然苦しい戦いだが、今大会で1つでも上に入ることが光明に繋がる。残り18ホール、石川の正念場は続く。
上位争いは首位の2人に1打差の3位タイに前日のトーナメントリーダー、グレッグ・オーウェン(英)の他、トロイ・マッテソン(米)ら。この日3アンダー69にスコアをまとめたリッキー・バーンズ(米)が通算7アンダーでボーン・テイラー(米)らと並ぶ6位タイに浮上した。
尚、前週優勝のトレバー・イメルマン(南ア)は予選落ちを喫している。