丸山茂樹がフィールドの手薄な大会で復活の米ツアー4勝目を狙う。

　世界のトッププレーヤーが集うWGC-CA選手権と同週開催の同ツアー、プエルトリコ・オープンが現地時間11日、プエルトリコのトランプインターナショナルGC-プエルトリコを舞台に開幕する。

　日本からスポット参戦している丸山は、これが今季4戦目の米ツアー参戦。現在はシード権を失いスポットでしか出場できないが、2月に行われたWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権の裏で行われたマヤコバ・ゴルフ・クラシック at リビエラ・マヤ-カンクンで28位タイに入るなどまずまずの結果を残しており、復活の気配は十分。かつてスマイリング・アサシン（笑顔の暗殺者）と恐れられ、トッププレーヤーとして長い間活躍した男がもう一度輝きを取り戻そうと必死の戦いを続けている。

　また、同じく復活を狙う元メジャー王者のジョン・デイリー（米）やローリー・サバティーニ（南ア）、ジーブ・ミルカ・シン（インド）らが揃って参戦。さらに前週のザ・ホンダ・クラッシックを制したカミロ・ビジェガス（コロンビア）の実弟、マヌエル・ビジェガス（コロンビア）も出場する。実績のある老獪な面々に加え、生きの良い若手たちもトッププレーヤーのいないスキに大きく躍進しようと目論んでおり、2つの勢力のせめぎ合いが見ものとなるはずだ。