米女子ツアー5勝を誇るソフィ・グスタフソン（スウェーデン）が、同ツアーからの撤退を発表した。

　39歳のグスタフソンは欧州女子ツアー13勝を挙げ、賞金女王にも3度輝いた実力者。さらに2年に一度、アメリカとヨーロッパが名誉と威信をかけてチーム戦で激突するソルハイムカップにも8回出場しており、通算成績は13勝12敗6引き分け。2011年には4戦全勝で欧州チームの勝利に大きく貢献したことでも知られている。

　だが、現在の主戦場である米女子ツアーで勝ったのは、2009年のCVS/ファーマシーLPGAチャレンジが最後。ここ4シーズン勝ち星から遠ざかっており、現地時間8月30日に行われたセーフウェイ・クラシック第2ラウンドで予選落ち後、同ツアーのリタイアを宣言した。

「次のステップについて聞かれるけど、今すぐにプロゴルフの世界から身を引くつもりはない。今後は欧州（女子ツアー）でプレーして、来年どうするか考えようと思っている。それがプレーヤーとして最後の年になるか、それとも違うか…」と迷える胸中を明かしたグスタフソン。世代交代の波は確実に押し寄せているようだ。