井戸木鴻樹はスタートダッシュならなかった。

　米チャンピオンズツアーのショー・チャリティ・クラシック（カナダ、キャニオンメドウズG＆CC）が現地時間30日開幕。上位陣がバーディ合戦を演じる中、同ツアーで孤軍奮闘中の井戸木は持ち前の正確なショットが影を潜め、3バーディ、2ボギーの1アンダー70の平凡なスコアで47位タイと出遅れた。

　上位陣は終盤の15番と18番、2つのパー5でイーグルを奪いノーボギーの8アンダー63をマークしたロッコ・メディエート（米）が単独トップ。1打差の2位タイにここのところ毎週のように優勝争いを演じているバート・ブライアント（米）の他、地元のロッド・スピットル（カナダ）、ジェフ・スルーマン（米）、ボビー・クランペット（米）の面々が名を連ねている。

　終盤に差しかかった同ツアーは今大会を含め残り8試合。上位選手しか出場出来ないシーズン最終戦のチャールズ・シュワブカップ選手権（10月31日?11月3日／カリフォルニア州、TPCハーディングパーク）の出場権獲得のため、はたまた来季のシード権を獲得するため、選手たちの熱き戦いは続くが、大会2日目は何といってもメジャー王者、井戸木の巻き返しに期待したい。