22歳T.フリートウッド、プレーオフ制しツアー初V!
2013年8月26日(月)午前8:12
22歳の新鋭トミー・フリートウッド(英)がプレーオフにもつれ込んだ混戦を制し、嬉しいツアー初優勝を飾った。
欧州ツアーのジョニー・ウォーカー選手権 at グレンイーグルスは現地時間25日、スコットランドのグレンイーグルス・ホテルを舞台に最終ラウンドの競技を終了。72ホールを終え通算18アンダーとしたフリートウッドの他、4年ぶりの優勝を狙った43歳のリカルド・ゴンザレス(アルゼンチン)、地元期待のスティーブン・ギャラハー(スコットランド)が並び決着はプレーオフへ突入した。
そして迎えたサドンデス1ホール目。18番パー5で3人がバーディチャンスにつけたが、フリートウッドひとりが1メートル弱のチャンスを沈め、パーに終わった2人を下しツアー初勝利を挙げた。
「最後は2人のパットがアンラッキーだった。なんだか信じられない気持ちだ。優勝争いを重ねてきたわけでもなく、惜しいチャンスを逃してきたわけでもなく、ある日突然優勝してしまったんだから」と初Vに声を上ずらせたフリートウッド。首位タイからスタートしたこの日、15番でボギーを叩いたときには初Vのチャンスは消えたかに思われた。ところが16番パー5のイーグルで息を吹き返し、最終18番もバーディを決めてプレーオフの権利をもぎ取った。
一方のギャラハーも11番でトリプルボギーを叩き一時優勝戦線から脱落。しかし上がり5ホールで1イーグル、2バーディを奪ってプレーオフに滑り込んだ。また初日から首位を走ったゴンザレスも出だしの1番でいきなりダブルボギーを叩いてつまずいたが、中盤以降持ち直し2アンダー70にスコアをまとめ最後まで見せ場を作った。
2年前チャレンジツアー(下部ツアー)で同ツアーの最年少優勝記録を樹立しながら、それ以降プロの壁にぶち当たり低迷していたフリートウッドがブレイクしたことで、松山英樹や石川遼のライバルがまたひとり増えた。
その他上位陣は、通算17アンダー4位タイにスコット・ヘンリー(スコットランド)、ベルント・ウィースバーガー(オーストリア)の2人が入り、通算16アンダー6位タイにブレット・ランフォード(豪)ら。ディフェンディング・チャンピオンのポール・ローリー(スコットランド)は通算10アンダー28位タイに終わっている。