4年ぶりの優勝を狙う43歳のリカルド・ゴンザレス（アルゼンチン）の前に22歳の新鋭が立ちはだかった。

　欧州ツアーのジョニー・ウォーカー選手権 at グレンイーグルスは現地時間24日、スコットランドのグレンイーグルス・ホテルで第3ラウンドの競技を終了。初日からトップを走るゴンザレスが4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ通算16アンダーとし、この日5つスコアを伸ばした22歳のトミー・フリートウッド（英）とともに首位の座を分け合った。

　1打差の単独3位にフレデリック・アンダーソンヘッド（スウェーデン）が続き、通算13アンダー4位タイにベルント・ウィースバーガー（オーストリア）とスティーブン・ギャラハー（スコットランド）がつける展開。地元期待のディフェンディング・チャンピオン、ポール・ローリー（スコットランド）は1アンダー71の平凡なスコアで通算8アンダー29位タイにとどまっている。

　一昨年、下部ツアー（チャレンジツアー）で最年少優勝記録を打ち立てた新鋭フリートウッドがムービングデーにハツラツとしたプレーを見せた。出だしの1番、2番でバーディ、イーグルを奪うと中盤3連続バーディをマークするなど17番までに6つスコアを伸ばし単独トップに躍り出た。しかし最終18番でパーセーブならず、ゴンザレスに並び返され首位タイで最終日を迎えることに。

　スランプを乗り越え2009年以来のツアー通算5勝目を狙うゴンザレスに対し、フリートウッドが目指すのはツアー初優勝。「チャレンジツアーでプレーしていた頃は自信があったけれど、昨年（欧州ツアーに昇格してから）はその自信を打ち砕かれた。でもこうして3日間良いゴルフが出来て2年前の自信を取り戻せそうだ。18番のボギーは何てことないさ。17番まで凄く良いプレーが出来たからね」と、初Vに向け自信を漲らせた22歳。

　最終日、親子ほどの年齢差があるゴンザレスとフリートウッドの最終組決戦の結末はいかに…？