4年ぶりの優勝を狙う43歳のリカルド・ゴンザレス（アルゼンチン）が上がり5ホール連続バーディの猛攻で単独トップの座を守った。

　欧州ツアーのジョニー・ウォーカー選手権 at グレンイーグルスは現地時間23日、スコットランドのグレンイーグルス・ホテルで第2ラウンドの競技を終了。初日に続き2日連続7アンダー65（8バーディ、1ボギー）をマークしたゴンザレスが通算14アンダーまでスコアを伸ばしトーナメントをリード。4年ぶりのツアー通算5勝目を狙えるポジションをがっちりとキープした。

　1打差の単独2位にベルント・ウィースバーガー（オーストリア）がつけ、通算11アンダー3位タイにトミー・フリートウッド（英）、マーク・フォスター（英）の2人。通算10アンダー単独5位にブルックス・コープカ（米）、通算9アンダー6位タイにアジアの星トンチャイ・ジェイディ（タイ）、ブレット・ランフォード（豪）ら実力者が並んでいる。

　来年開催の欧米対抗戦ライダーカップの舞台であるグレンイーグルスで繰り広げられている熱戦。2009年以来優勝から遠ざかっているベテランが終盤のバーディ攻勢で首位の座をキープし、「ここ2年はとても困難な時期を過ごしてきた。もし今週勝ったら勝利を両親に捧げたい。その一心でプレーする」と胸の内を吐露。現在ゴンザレスは賞金ランク109位で来シーズンの出場資格が与えられるトップ110ぎりぎりのところに低迷している。

「今週は自分にとって正念場。試合に出ていなかったここ5週間でバッテリーをチャージすることが出来た。2日連続『65』は出来過ぎだけどね」と、ゴンザレスは単独トップにも浮かれず、地に足をつけて久々の勝利を追いかけるつもりだ。

　その他上位陣は、フランセスコ・モリナリ（伊）が通算8アンダー9位タイ、ディフェンディング・チャンピオンのポール・ローリー（スコットランド）は5つスコアを伸ばし初日の41位タイから13位タイ（通算7アンダー）に浮上している。