16歳のアマチュア、リディア・コ（ニュージーランド）が連覇に向けて最高のスタートを切った。

　米女子ツアーのCNカナディアン女子オープンは現地時間22日、カナダのロイヤル・メイフェアGCを舞台に第1ラウンドの競技を行い、リディア・コは6バーディ、1ボギーの5アンダー65でプレー。アンジェラ・スタンフォード（米）、クリステル・ボールジョン（オランダ）の2人と首位の座を分け合った。

　正確なショットと確実なパット。プレッシャーのかかるディフェンディング・チャンピオンという立場にありながら、16歳のスーパーアマチュアは自分のプレースタイルを崩さなかった。1番で幸先の良くバーディを奪うと、3番、5番、7番と確実にバーディを積み重ねる。さらに10番、14番でもスコアを伸ばし、15番でこの日唯一のボギーを叩いたものの、5アンダー65の好スコアで堂々のトップタイ発進。昨季大会でツアー史上最年少優勝を飾り話題をさらった少女が、連覇に向けて突き進む。

　その他上位陣は、首位グループに1打差の4位タイにクリスティー・カー（米）、ポーラ・クリーマー（米）のメジャー王者2人が控え、さらに1打遅れた6位タイにインビー・パーク（韓）、チェ・ナヨン（韓）らが続いている。

　日本勢は、上田桃子が1アンダー69で回り、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、ジュリー・インクスター（米）らとともに20位タイ。宮里藍、宮里美香はイーブンパー70で33位タイとまずまずの位置につけた。一方、有村智恵は4オーバー74と崩れ、申智愛（韓）らと同じ113位タイと大きく出遅れている。