米男子ツアーのプレーオフシリーズがいよいよ始まる。

　同シリーズは現地時間22日から行われるザ・バークレイズ（ニュージャージー州リバティ・ナショナルGC）で開幕する。前週終了したレギュラーシーズンのポイント制（フェデックスカップポイントランキング）で、125位以内の者だけが出場できる特別な大会だ。

　本命は、世界ランキングNo.1でフェデックスカップポイントランキング首位のタイガー・ウッズ（米）だが、この日はアクシデントに襲われた。大会前日のプロアマを首の痛みのため、9ホールで終了。大事を取ってチップショットとパッティング練習だけに限定した。

「ホテルのベッドが柔らかすぎて、今朝から首が痛かった。まぁ、ホテルに泊まればこんなこともあるから」と笑ったタイガーだが、ようやく故障から解き放たれて復活した最強男だけに気になるところ。マット・クーチャー（米）、ブラント・スネデカー（米）と同組で回る初日のプレーに注目したい。

　一方、激戦の全米プロゴルフ選手権を制したばかりのジェイソン・ダフナー（米）は、予選ラウンドでジェイソン・デイ（豪）、ケビン・ストリールマン（米）とプレー。しかし相変わらずマイペースで、戦いの雰囲気も楽しみながら“優勝”の二文字を狙っている。

　予選ラウンドはフェデックスカップポイントランク順の組み合わせとなっているだけに、フィル・ミケルソン（米）、ビル・ハース（米）、ビリー・ホースヘル（米）組など、上位勢は激戦の組み合わせばかり。

　さらに今大会終了後の同ランキング100位までしか第2戦のドイツ銀行選手権（30日?9月2日／マサチューセッツ州TPCボストン）に出場できず、第3戦 BMW選手権（9月12?15日／イリノイ州コンウェイ・ファームズGC）は同ランク70位までが出場権を獲得。最終戦のツアー選手権（9月19?22日／ジョージア州イースト・レイクGC）は同ランク30位までと、どんどん出場選手が減って行くサバイバルレースとなっている。