松山、石川は揃って出遅れ…
2013年8月16日(金)午前9:39
来季の米男子ツアー出場権獲得に向けて戦っている松山英樹、石川遼の二人だが、レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権第1ラウンド(現地時間15日/ノースカロライナ州、セッジフィールドCC)では揃って出遅れた。
今大会終了後のフェデックスカップポイントランキングで125位以内に入らないと来季の出場権を得られない石川は、5番パー5でバーディが先行。幸先の良いスタートを切った。だが、8番をボギーとした後は一進一退のプレー。最終18番をボギーとしてイーブンパー70のラウンドで首位タイのクリス・ストラウド(米)、ロス・フィッシャー(英)とは6打差78位タイと上位に入ることが絶対条件の大会で苦しいスタートを切った。125位以内という条件を満たせなければ、下部ツアー(ウェブ・ドットコム・ツアー)に出場して入れ替え戦に挑むことを余儀なくされる崖っぷちの石川が、第2ラウンドで大きな巻き返しを見せられるのかどうか。見るものも緊張する戦いが続く。
一方、メジャー2試合でトップ10入りしたのが奏功し、前戦までに来季の出場権をほぼ確定させている松山は、3番、5番とバーディ2つを先に奪う好発進。ところが、6番、9番、10番とボギーを重ね、一時は1オーバーまでスコアを落としてしまう。15番パー5でこの日3つ目のバーディを奪い、何とかイーブンパー70でプレーを終えたが、石川と同じ78位タイと納得のいかない初日となってしまった。
首位に1打差3位タイには、ディフェンディング・チャンピオンのセルヒオ・ガルシア(スペイン)、19歳の新鋭ジョーダン・スピース(米)ら8人がつけており、大会は混戦模様となっている。