M.A.ヒメネスがデビュー戦V王手、B.ランガー1差2位
2014年4月20日(日)午後0:42
前週マスターズで上位を賑わした“オーバー50”たちが、今週は自分たちの土俵で優勝戦線を賑わしている。
米チャンピオンズツアーのグレーター・グウィンネット選手権は現地時間19日、ジョージア州のTPCシュガーローフを舞台に第2ラウンドの競技を終了。マスターズで単独4位に食い込んだ驚異の50歳ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)がツアーデビュー戦Vに向け快調なゴルフで単独トップの座を守った。
初日後続に3ストロークの大差をつけトーナメントをリードしたヒメネスはこの日、序盤の3番でボギー、4番でダブルボギーを叩いてスコアを落としたが、その後立ち直り5バーディを奪って2アンダー70でホールアウト。2日目を終えて単独2位につけるランガーに1打差とリードは縮まったものの、リーダーボードの最上段はがっちりと死守した。
新参者に簡単に勝たせるわけにはいかないマスターズ8位タイのランガーは、バックナインで5つスコアを伸ばし2日連続の4アンダー68で通算8アンダー単独2位。得意のマスターズで本領を発揮したフレッド・カプルス(米)が通算7アンダー単独3位につけている。
さらに通算5アンダー4位タイにケニー・ペリー(米)、ジェイ・ハース(米)ら実力者がヒメネスの独走を阻止すべく快走中。レギュラーツアーでも通用する“オーバー50”の戦いは最終日に向け一層熱を帯びてきた。
一方、日本勢でただひとり孤独な戦いを続けている井戸木鴻樹は69位タイと出遅れた初日同様パットが決まらず2バーディ、4ボギーの2オーバー74。それでも順位は2ランクアップの67位タイとわずかながら前進。失うもののない最終日は日本男子初のメジャーチャンピオンらしいチャージを期待したい。