P.ミケルソン、全英前哨戦でプレーオフ勝ち!
2013年7月15日(月)午前10:23
フィル・ミケルソン(米)が最高の形で第142回 全英オープン(現地時間18?21日/スコットランド、ミュアフィールド)に臨む。
全英前哨戦でもある欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープン(スコットランド、キャッスル・スチュワートGL)に出場していたミケルソンは、首位と2打差、通算14アンダーの2位タイから最終日(14日)逆転に挑んだ。
ところが、出だしの1番でいきなり第2打をトップした挙句に3パットするダブルボギーを叩いてしまう。それでも、ここでくじけないのがミケルソンのいいところ。2番バーディで気を取り直し、3番はボギーとしたが、4番から3連続バーディを奪って、通算15アンダーでバックナインに突入。11番、12番とバーディを重ね、14番でもバーディを奪い、通算18アンダーとしたところで首位に躍り出た。
この日単独首位スタートのヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は終盤スコアを落として優勝戦線から脱落、一つ前の組でブランデン・グレイス(南ア)が先に通算17アンダーでホールアウトする中迎えた最終18番パー5。ミケルソンは第3打をグリーンエッジまで運んだが、ここからなんと3打かかってボギーを叩いてしまう。グレイスとのプレーオフは同じ18番。だが、今度は第3打をウエッジで10センチにピタリとつけてバーディ奪取。一方、グレイスはバーディが取れず、ミケルソンの勝利が決まった。
「本当にうれしい。何度かここに来て勝つチャンスがあったのに逃してきた。今日も一度はスリップしそうだったけど」と苦笑しながらも喜びを爆発させたミケルソン。英国で手にした初めての勝利に酔いしれた。また、「自分にとってこれは本当に大切なこと。ここで通用するショットを打つことは、たぶん自分のキャリアでもっとも大きなチャレンジだから。リンクスでいいプレーをして勝つことができた。これで自信を持ってこの先、スコティッシュ・オープン、全英オープンに臨むことができる」とも言い切った。これまで決して得意とはいえなかった全英でメジャー5勝目となるだろうか。
通算15アンダーで終わったステンソンは、J.B.ハンセン(デンマーク)と並ぶ3位タイで大会を終えている。