石川遼、今季3度目のメジャー挑戦初日は69位タイにとどまった。

　現地時間13日に開幕したメジャー今季最終戦、第91回 全米プロゴルフ選手権（ミネソタ州ハゼルティン・ナショナルGC）第1ラウンド。アンソニー・キム（米）、アダム・スコット（豪）というポストタイガーの旗手と同組でのラウンドとなった石川は、2番でボギーが先行する苦しいスタート。深いラフと難しいグリーンに翻弄されチャンスをなかなか生かせず、3バーディ、5ボギーの2オーバー74。首位のタイガー・ウッズ（米）に7打差の69位タイからのスタートとなった。それでもラウンド後は「明日、巻き返したい」と前向きに語った石川。果たして伸び盛りの17歳がメジャー3戦目にして初の予選突破なるか？　2日目のプレーに注目が集まる。

　一方、日本勢で健闘したのが藤田寛之。5バーディ、4ボギーと出入りの激しい内容ながら1アンダー71にスコアをまとめ、17位タイとまずまずの滑り出し。「困難に立ち向かうのが好き」と言うメンタルタフネスの持ち主が、世界のトッププレーヤーたちに互角の戦いを挑む。

　しかし日本のエース格である片山晋呉と今田竜二は苦戦。背筋痛が心配な片山はショット、パットともに噛み合ず、2バーディ、5ボギーの3オーバー75止まり。今季マスターズで4位に食い込む実力の持ち主ながら、今回は初日95位タイと大きく出遅れた。

　また今田は得意のパットが不発。午後スタートでグリーンがスパイクマークだらけだったという不運もあるが、バーディを1つしか奪えず4オーバー76。110位タイと予選突破に黄信号が灯った。尚、国内ツアーで活躍するブレンダン・ジョーンズ（豪）は、藤田と同じ1アンダー71で回り、17位タイと好発進を切っている。