オーガスタ効果? A.スコット2位タイ浮上! 石川は無念の予選落ち
2013年3月16日(土)午前9:43
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大会前、親友のアーニー・エルス(南ア)とマスターズの舞台オーガスタ・ナショナルGCの下見を行い「好感触」をつかんだアダム・スコット(豪)が、ノーボギーの完璧なゴルフで優勝候補に名乗りを挙げた。
米男子ツアーのタンパベイ選手権は現地時間15日、フロリダ州のインニスブルック・リゾートを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日14位タイとまずまずの滑り出しを切ったスコットが5アンダー66の好スコアで通算6アンダーまでスコアを伸ばし、初日からトーナメントを引っ張るルーキーのショーン・ステファニー(米)に1打差の2位タイに浮上した。
同じ2位タイには大会2勝の実績を持つ崔京周(韓)がつけ、通算5アンダー4位タイにジェイソン・ダフナー(米)、ブライアン・ハーマン(米)、ハリス・イングリッシュ(米)ら。またセルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算4アンダーで8位タイにつけたが、ディフェンディング・チャンピオンのルーク・ドナルド(英)は通算イーブンパー止まりで初日の14位タイから31位タイへ急降下した。
大会前の月曜日、急遽オーガスタでの練習ラウンドの機会を得たスコットは「これまで自分がメジャーの優勝候補とは思えなかったけれど、今年は自分自身、メジャーに勝ってもおかしくないと思えるようになった。4大メジャーの中でもっとも人気の高いマスターズでグリーンジャケットに袖を通したい」と思いを新たにしたのだとか。
オーガスタ同様、高速グリーンを誇るここインニスブルックは「グリーンが小さくて、ショットの精度が試されるコースだから、球が曲がらない自分向き」とスコット。自身にとってこれがマスターズ前最後の試合となるだけに、是非とも結果を出してメジャー獲りに弾みをつけたいものだ。
一方、初日まずまずの内容で「インニスブルックの攻め方がようやくわかりかけた」と手応えを口にしていた石川遼はまさかの乱調。10番スタート直後の11番で幸先の良いバーディを奪いながら、難しい17番、18番をボギー、ダブルボギーとすると、後半も上がり5ホール中4ホールでボギーを叩いて6オーバー77の大誤算。通算6オーバーはカットラインに4打足りず今季5度目の予選落ちを喫した。