石川は26位タイ発進! L.ドナルドが14位タイ
2013年3月15日(金)午前10:19
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石川遼がフロリダシリーズ第3戦でまずまずのスタートを切った。
米男子ツアーのタンパベイ選手権は現地時間14日、同州のインニスブルック・リゾートを舞台に第1ラウンドの競技を終了。残り1か月を切ったマスターズ(現地4月11?14日、ジョージア州、オーガスタナショナルGC)までに何とか実績を残したい石川は、この日2番でバーディを先行させるも4番でボギー。その後は一進一退のゴルフを繰り広げたが、18番バーディで帳尻を合わせて4バーディ、4ボギーのイーブンパー71で首位に6打差ながら26位タイと、混戦模様の中で悪くない初日となった。
特別招待でのマスターズ出場は決まっているものの、できれば周囲に文句を言わせない実績をつかんで大一番に臨みたい。そんな思いで1打1打をプレーしているであろう石川の残り3日間のプレーをじっくりと見守りたいところだ。
ディフェンディング・チャンピオンのルーク・ドナルド(英)は、10番からスタートして5番までの14ホールを4アンダーと快調にプレーしていたが、上がり4ホールで3ボギーを叩いて1アンダー71。もったいないゴルフで単独首位のショーン・ステファニー(米)に5打差14位タイと馬群に埋もれてしまった印象だ。
「本当に残念だ。完璧に自分をコントロールできていたし、あと2つはバーディを取るつもりだったのにこんな終わりになってしまった。苦い気持ちでいっぱいだよ」と珍しく表情を曇られたドナルド。6番パー4でティーショットをラフに入れてパーセーブに失敗し、パー3の8番ではティーショットをバンカーに入れてしまった。結局2.1メートルのパーパットを決められず、最終9番もバンカーからボギー。ライバルのタイガー・ウッズ(米)が完全優勝した前週のWGC-キャデラック選手権では43位タイと不本意な成績に終わっているが、その原因はパッティングにあるとみているようだ。「(キャデラックで)タイガーが72ホール中50ホールでパーオンしているのを見たけど、僕だって48ホールでパーオンしているのに」と唇を噛んだドナルド。パッティングさえよくなれば、元世界ランキングNo.1の強さを取り戻せるはず。ドナルドはひたすらそう信じてプレーを続けている。
ステファニーに2打差単独2位にブライアン・ハーマン(米)、さらに1打遅れた3位タイにはハリス・イングリッシュ(米)、タグ・リディングス(米)ブレンダン・スティール(米)の3人が追走。ビジェイ・シン(フィジー)、ジェフ・オギルビー(豪)、ルーカス・グローバー(米)ら8人が2アンダー69で6位タイ、ドナルド、アダム・スコット(豪)ら12人が1アンダー70で14位タイにひしめく展開となっている。