松山&石川28位タイで予選突破!
2013年8月10日(土)午前9:18
日本が誇る同級生ライバルがメジャーの舞台で決勝ラウンド進出を決めた。
米男子ツアー今季メジャー最終戦、第95回 全米プロゴルフ選手権は現地時間9日、ニューヨーク州のオークヒルCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。午後は晴れ間が戻ったものの午前中雨に見舞われたこの日、松山英樹と同組で回ったジェイソン・ダフナー(米)がメジャー最少ストロークに並ぶ7アンダー63をマーク。通算9アンダーで単独トップに躍り出た。
そんな中、日本勢は若武者2人が健闘。雨中のラウンドとなった石川遼は3バーディ、4ボギーの1オーバー71とスコアを落としたが、通算イーブンパーで28位タイに踏ん張り予選をクリア。来季のシード権(賞金ランキングまたはフェデックスポイントランキング125位以内)獲得に望みを繋いだ。
一方、初日74位タイと出遅れた松山はスタート直後から好調なショットがピンに絡み、4バーディを量産して一気にリーダーボードを駆け上がる。しかし後半は思ったようにチャンスが作れず2ボギーを叩いて2アンダー68。通算イーブンパーで石川と同じ28位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
「前半はショットが(ピンの)近くについて、パットも決めることが出来た。後半も自分の中では良いショットを打っているつもりだったけれど寄せ切れなかった。後半(の失速には)自分でも戸惑ってしまいました」と苦笑いを浮かべた松山。それでもショットの調子は戻って来ているようで、2011年にマスターズでローアマに輝いて以来出場したメジャーすべてで予選突破の快挙は素直に「うれしいです」。週末優勝争いするには「6アンダー、7アンダーが必要。明日は前半3つくらい伸ばせれば…」とスーパールーキーはさらなる上位を目指している。
21歳コンビが健闘したこの日、ベテラン勢は苦戦を強いられた。50位タイからスタートし予選突破を目指した藤田寛之はバーディを1つも奪えず6オーバー76と崩れ、通算7オーバー107位タイで決勝ラウンド進出を逃すと、「フェアウェイをとらえられれば攻撃ゴルフが出来たのだがそれが出来なかった」と淡々と敗因を口にした。
もう1人、シニアPGA選手権チャンピオンとして今大会初出場の井戸木鴻樹は降雨の中のラウンドに苦戦。1バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの6オーバー76を叩き、通算8オーバー116位タイで予選落ち。「年寄りには無理。体力と技術がまだ未熟なのでもう少しトレーニングをして練習量も増やしてやって行きたい」と51歳にして向上心を大いに刺激されていた。
≪全米プロゴルフ選手権放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/pgachamp2013/