世界ランクNo.3のポール・ケイシー（英）が現地時間13日に開幕するメジャー今季最終戦、第91回 全米プロゴルフ選手権（ミネソタ州チャスカ、ハゼルティン・ナショナルGC）への出場を迷っている。

　今季欧米合わせて3勝を挙げ、同ランクでタイガー・ウッズ（米）、フィル・ミケルソン（米）に続くポジションを獲得したケイシー。だが、全米オープンで予選落ちし、全英オープンに備えた練習中に肋骨の辺りの筋肉に痛みを感じた。全英には強行出場したものの47位タイ。約1か月ぶりの米ツアー参戦となった前週のWGC-ブリヂストン招待で痛みが再発し、6ホールで棄権した。

　それでも、今季最後のメジャーとあって、今大会の出場には意欲を見せているが、大事を取って練習ラウンドはまったくしていない。前回この舞台で開催された2002年全米プロ（予選落ち）に出場している上、すでに練習ラウンドを済ませた選手達からコースの状態を十分に取材しており、その点は安心している。痛みと相談しつつ、最終的な決断は13日の朝にする予定。現在欧州最強の男だけに、できればメジャー史上最長コースでのプレーが見たいところだ。