石川失速39位タイ… 優勝はS.ブラウン
2013年3月11日(月)午前10:38
- この記事のキーワード
6打差逆転での米男子ツアー初優勝を狙った石川遼だったが、上位選手が揃ってスコアを伸ばす最終日に失速してしまった。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、キャデラック選手権(7?10日/フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)と同週開催の米男子ツアーのプエルトリコ・オープン(プエルトリコ、トランプインターナショナルGC-プエルトリコ)は現地時間10日、最終ラウンドの競技を終了。首位と6打差8位タイの好位置で最終日に臨んだ石川だったが、1番でいきなりボギー。それでもホーインワンを含めて6アンダー66だった前日もボギー発進だったことを思い出し、気を取り直してプレーを続けた。
しかし、5番でバーディを奪ったものの9番で2つ目のボギー。1つスコアを落として挑んだバックナインでは、11番バーディで笑顔が戻ったのも束の間、14番、16番とボギーを叩き、結局2オーバー74。通算10アンダーでは追撃どころか大きく順位を落とし、39位タイという平凡な成績で大会を終えた。
マスターズまで約1か月となった今、昨年単独2位となった大会で得た手応えは一体どれほどのものだったのか。不安と期待が渦巻く中、石川の戦いは続く。
優勝はアメリカのスコット・ブラウン。首位タイでスタートしたこの日は一進一退のゴルフが続くも、最終18番をバーディで締めて通算20アンダー。嬉しい米ツアー初優勝を飾った。ブラウンと並び前日首位タイだったファビアン・ゴメス(アルゼンチン)、ジョーダン・スピース(米)が1打差2位タイに続いている。
その他の主な選手では、今季、欧州ツアーを主戦場にしている元全米アマチャンピオン、ピーター・ユーライン(米)、アンドレス・ロメロ(アルゼンチン)が通算17アンダー6位タイ、Y・E・ヤン(韓)、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)のメジャー王者2人は通算11アンダー30位タイで4日間の競技を終えている。