米男子ツアー7年目にして悲願の初優勝を飾ったジョン・メリック（米）が、米国時間18日発表の最新世界ランキングで、241位から74位に大躍進した。

　30歳のメリックはカリフォルニア州のリビエラCCが舞台の同ツアー、ノーザン・トラスト・オープンでチャーリー・ベルジャン（米）とのプレーオフを2ホール目で制して優勝。地元カリフォルニア、ロングビーチ出身で大学時代は舞台のリビエラCCにほど近いUCLA（カリフォルニア大学ロサンゼルス校）だけに、少年時代から憧れた地元大会での勝利に感涙にむせんでいた。

　惜しくもプレーオフで敗れたメルジャンも、151位から64位にジャンプアップ。3位タイに入った3人も、チャール・シュワーツェル（南ア）が16位から11位に、ビル・ハース（米）が36位から30位に、フレデリック・ヤコブソン（スウェーデン）が、66位から47位へとそれぞれ順位を上げている。

　また、欧州ツアーのアフリカ・オープンでツアー4勝目を飾ったダレン・フィチャード（南ア）が146位から100位へと大きく順位を上げ、悲願のツアー初優勝を逃して2位タイに終わったジャコ・ヴァン・ジル（南ア）も148位から132位へとランクアップしている。

　主な日本勢では藤田寛之が46位をキープ。ノーザン・トラスト・オープンで最終的には61位タイに終わったものの、今季初めて予選を通過した石川遼は90位から89位へと1ランクながら順位を上げている。