一昨年の日本ツアー賞金王で米男子ツアー本格参戦2年目のベ・サンムン（韓）が優勝争いの先頭に立った。

　米男子ツアー、ノーザン・トラスト・オープンは現地時間15日、カリフォルニア州のリビエラCCを舞台に濃霧の影響でサスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。第1ラウンドを終え7位タイにつけていたベ・サンムンが第2ラウンド（10番スタート）の出だし4ホール連続バーディで波に乗り、9バーディ、3ボギーの6アンダー65をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばしフレデリック・ヤコブソン（スウェーデン）と並んで首位タイの座を分け合った。

　1打差の3位タイにジョン・メリック（米）とジョン・ロリンズ（米）がつけ、通算7アンダー単独5位に世界ランク3位のルーク・ドナルド（英）が続く展開。さらに通算6アンダー6位タイにチャール・シュワーツェル（南ア）、ウェブ・シンプソン（米）、リー・ウェストウッド（英）といった実力者がひしめくが、第1ラウンドを単独2位でクリアしたセルヒオ・ガルシア（スペイン）はスタートホール（1番パー5）でイーグルを奪いながら、終盤ボギーがかさみ2オーバー73の乱調。通算4アンダーでアーニー・エルス（南ア）、フィル・ミケルソン（米）、アダム・スコット（豪）らと並ぶ13位タイに後退した。ディフェンディング・チャンピオンのビル・ハース（米）は通算5アンダー9位タイにつけている。

　今季のベ・サンムンは4試合に出場し、それらすべてで予選を突破したもののトップ10入りはまだない。ルーキーイヤーの昨年は116万ドル強（約1億1,000万円）を稼ぎ賞金ランク83位で今季のシード権を死守。崔京周（韓）、Y・E・ヤン（韓）に続く韓国ヤングガンのエースとして活躍が期待されている。

　一方、日本勢唯一出場の石川遼はこの日2バーディ、4ボギーの2オーバー73とスコアを落としたが、カットラインぎりぎりの通算2オーバー70位タイで、今シーズン初の決勝ラウンド進出を決めた。

ノーザントラスト オープン放送予定
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