セルヒオ・ガルシア（スペイン）が昨年8月のウィンダム選手権以来となる勝利に向けて好発進した。

　米男子ツアー、ノーザン・トラスト・オープンは現地時間14日、カリフォルニア州のリビエラCCを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、夕方からの濃霧の影響により18選手がホールアウトできず、日没サスペンデッドとなった。終盤は霧でボールの落下地点があまり見えない中でのプレーを強いられたガルシアだったが、それでもしっかりスコアを伸ばして6アンダー65でプレー。この日、7アンダー64で回ったマット・クーチャー（米）が暫定単独首位につける中、1打差の暫定単独2位に食い込んだ。今季は3週前に行われた欧州ツアーのコマーシャルバンク・カタール・マスターズで2位タイに入るなど好調だ。

　暫定ながら単独首位に立ったクーチャーは3週間のオフの間、スイングコーチのクリス・オコネルと共に練習に専念。休養前よりいい状態で大会に臨んでの首位発進だ。「月曜日によくなった。LACCでプレーしたんだけど、いい感じだったので興奮した。ホットスタートができてうれしいよ」と頬を高潮させていた。

　ガルシアに1打差の暫定単独3位には昨年夏、首の深刻な故障から復帰したブラント・ジョーブ（米）。UCLA時代のコースでうまく経験を生かした。3アンダーの暫定7位タイにはフレッド・カプルス（米）、リー・ウェストウッド（英）、ジム・フューリック（米）、ベ・サンムン（韓）ら実力者がつけている。

　今大会が今季初戦のルーク・ドナルド（英）は2アンダー69でチャール・シュワーツェル（南ア）らと並ぶ暫定18位タイ。同じく今大会でシーズンインしたアーニー・エルス（南ア）はウェブ・シンプソン（米）らと共に1アンダー70の暫定28位タイで初日を終えた。

　今季4試合目の出場となる石川遼はイーブンパー71でフィル・ミケルソン（米）、キーガン・ブラッドリー（米）と同じ暫定48位タイとやや出遅れている。

ノーザントラスト オープン放送予定
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