強豪南アフリカ勢を育てた大会に若い選手たちが集結する。

　欧州ツアー、アフリカ・オープンは現地時間14日、南アフリカのイースト・ロンドンGCで開幕する。ジャコ・ヴァン・ジル（南ア）やジェイブ・クルーガー（南ア）ら、次世代を担うプレーヤーたちが今大会でしのぎを削る。

　実はこの大会、第1回の2010年にはチャール・シュワーツェル（南ア）が優勝し、続く第2回、第3回とルイス・ウーストハウゼン（南ア）が勝利を収めているのだ。シュワーツェルは翌2011年にマスターズで優勝。ウーストハウゼンは同大会初優勝の前年に全英オープンで勝っており、いずれもメジャーチャンピオンとして成功している。つまり、今大会の成績はメジャータイトル獲得への弾みとなるのだ。

　残念ながら、今大会にはシュワーツェルもウーストハウゼンも出場しない。それでも、同大会で過去2回4位（タイも含む）になっているｳﾞｧﾝ･ｼﾞﾙやクルーガーのような新しい南ア勢が、現在の欧州ツアーを支えている。その面々を中心に繰り広げられるのが今大会だ。

　南アから欧州へ羽ばたく次のスターは誰か。これを見極めるのに最高の大会がこのアフリカ・オープン。マニアにはたまらない1戦となるに違いない。