M.クーチャー今季2勝目王手! 石川ムービングデーに急降下
2013年5月26日(日)午前8:39
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2010年の米男子ツアー賞金王マット・クーチャー(米)が今季2勝目に王手をかけた。
伝説のプレーヤー“ベン・ホーガンの小径”コロニアルCC(テキサス州)を舞台に行われている同ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアルは現地時間25日、日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。予選ラウンドを首位で折り返したクーチャーが3バーディ、2ボギーの1アンダー69の平凡なスコアながら、通算11アンダーまでスコアを伸ばし単独トップの座をキープした。
1打差の2位タイにマット・エブリー(米)、クリス・ストラウド(米)、ブー・ウィークリー(米)、グラハム・デラート(カナダ)が並び、通算9アンダー6位タイにジョン・ロリンズ(米)、ティム・クラーク(南ア)、スティーブ・フレッシュ(米)らがつける展開となっている。
しぶといゴルフが持ち味のクーチャーが本領発揮だ。早朝第2ラウンドの続きをプレーした後、最終組がスタートするまで延々待ち時間が続いたため「朝の出来事がまるで昔のことのよう。長い1日だったけれどトップで最終日を迎えられるのは嬉しい。興奮している」と率直な感想を漏らした。17番ではバンカーから寄せきれず長いパーパットを残したが、それを絶妙なタッチでねじ込むなど、粘り強いプレーが目立った。比較的フィールドの薄い今週、クーチャーが混戦を制し逃げ切れるか注目だ。
一方、5試合連続予選突破の石川遼はチャージが期待されたこの日失速。短いパットを外す場面が目につき、10番スタートの中盤で3連続ボギーを叩くと、7番パー4で痛恨のダブルボギー。4オーバー74と崩れ、通算2オーバーは決勝ラウンド進出を決めた77人中、75位タイ。トップ10入り(10位タイ)した前週の再現はならなかった。