米女子ツアーのホンダLPGAタイランドは現地時間26日、タイのサイアムCC パタヤ・オールドCを舞台に開幕。出場を許されるのは賞金ランキング上位60名と特別推薦の10名のみ。計70名の精鋭が賞金総額150万ドル（約1億7,800万円）をかけ、4日間72ホール、予選落ちなしの戦いに挑む。

　今週の大会、日本勢は主催者推薦で宮里藍、宮里美香が出場する他、今季2試合目となる野村敏京が参戦予定。中でも藍は、2010年に当時開幕戦だった同大会を制した実績を持つ。その年は続くHSBC女子チャンピオンズにも勝って2連勝、シーズン5勝を挙げ世界ランク1位に上り詰めた。

　また、バハマLPGAクラシック、オーストラリアン女子オープンと、現在2戦連続でトップ20フィニッシュを果たしている美香も期待。前週はイーブンパー以上が15人という難コンディションの中、トップ10にあと一歩と迫る12位タイに入るなど、徐々に好調時のプレーを取り戻してきている。

　対する海外勢は、インビー・パーク（韓）他、ステイシー・ルイス（米）やスーザン・ピーターセン（ノルウェー）らが参戦。パークは欠場した前週、現世界ランクNo.1のリディア・コ（ニュージーランド）が今季初勝利を挙げただけに、女王奪還のためにもその差を詰めたいところだ。

　今季躍動するルーキー勢では、アリヤ・ジュタヌガーン（タイ）、キム・ヒョージュ（韓）がエントリー。特に開幕から11位、2位、3位と好調を保持するジュタヌガーンには、タイ人初のツアーVに期待がかかる。13年大会では最終ホールのトリプルボギーで優勝を逃しているが今年は果たして？

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