ルーキー、R.ヘンリー5連続バーディで圧勝! 谷原54位タイ
2013年1月14日(月)午後1:53
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2013年のフルフィールド開幕戦は米男子ツアーに昇格したばかりのルーキー、ラッセル・ヘンリー(米)の劇的な圧勝で幕を閉じた。
同ツアーのソニー・オープン・イン・ハワイは現地時間13日、ハワイのワイアラエCCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、トップタイからスタートしたヘンリーが上がり5連続バーディを奪う猛攻で7アンダー63をマーク。通算24アンダーのトーナメントレコードで並みいる優勝経験者を退け圧勝を飾った。
これまでのトーナメントレコードが通算20アンダー(2001年/ブラッド・ファクソン)だからそれを4打も更新する破格の勝利。最終ホールで2.5メートルのバーディパットを沈め、ギャラリーに向かって派手なガッツポーズを繰り出したヘンリーは「ウェブ・ドットコム・ツアーで鍛えられたお蔭でPGAツアーで戦う準備が出来た。何よりも小さい頃から夢だったマスターズの切符を手に入れることが出来て本当に嬉しい!」と喜びを爆発させた。
実はヘンリー、ジョージア大学在学中の2011年、ネイションワイドツアー(現ウェブ・ドットコム・ツアー)のスタディオン・クラシック at UGAで同ツアー史上2人目のアマチュアチャンピオンに輝いた逸材。当時から将来を嘱望されており、昨年は下部ツアーで2勝を挙げ賞金ランク上位に食い込みメジャーツアーに昇格したばかり。「自分の力がどの程度通用するかまったく未知数だった」と初日は緊張感でいっぱいだったが、2日目以降ルーキーとは思えない冷静な試合運びで他を圧倒。最終日は14番で超ロングパットを沈めてバーディを奪うと、16番ではティーショットを左に大きく曲げ、最終18番でもフェアウェイバンカーにつかまりながら完璧なリカバリーと快調なパットで5連続バーディを奪取。23歳の新星がツアーの歴史に新たな1ページを書き加えた。
通算21アンダー単独2位にはこの日7アンダー63のチャージを見せたティム・クラーク(南ア)が入り、通算17アンダー3位タイにチャールズ・ハウエルIII(米)とルーキーのスコット・ラングレー(米)。通算16アンダー5位タイにマット・クーチャー(米)らが食い込んだ。
日本勢はただひとり予選を突破した谷原秀人が2バーディ、3ボギーの1オーバー71とふるわず。通算5アンダーで前日から16ランクダウンの54位タイで4日間の競技を終えている。
尚、池田勇太、今田竜二、松山英樹は決勝ラウンド進出を逃している。