3連覇を狙うL.ドナルド フラッグシップ大会を制するのは果たして!?
2013年5月23日(木)午後0:54
ルーク・ドナルド(英)がビッグイベント3連覇で不調を吹き飛ばそうとしている。
かつて欧州ツアーの本拠地があったウェントワースC(英国)で現地時間23日に開幕する同ツアーのフラッグシップ・トーナメント、BMW PGA選手権。ツアーのフラッグシップ大会とあり錚々たるメンバーが登場するが、なかでも3連覇のかかるドナルドに注目が集まっている。2011年の同大会優勝で世界ランキングNo.1の座につき、その年史上初の欧米両ツアー同時賞金王に輝いているだけに「戻ってこられてうれしい」と満面の笑みを見せたドナルド。「ここには素晴らしい思い出がたくさんある。自分をNo.1にしてくれた2011年は特にね」と感慨深げに振り返った。
昨季の同大会以来勝利から遠ざかり、今季もこれまで今ひとつ。だが「飛距離だけじゃない。ここはアイアンや3Wでティーショットを打つホールも多い。やたらに長いだけじゃないコースだからいい気分で回れるよ」と自分のゴルフを貫くことを改めて宣言。「(98年から2000年まで3連覇した)モンティ(コリン・モンゴメリー)に続きたい」と抱負を語った。現在は世界ランク6位に甘んじているが、得意コースで再び頂点に向かって走り出す準備を整えている。
一方、昨季の全米プロゴルフ選手権でメジャー2勝目を挙げて世界ランクNo.1の座につきながら、今季は勝ち星に見放されているローリー・マキロイ(北アイルランド)も参戦。米男子ツアー“第5のメジャー”、ザ・プレーヤーズ選手権終了後、マネジメント会社と決裂したことが明らかになったばかりで周囲も何かと騒がしい。
そのことについて尋ねられると、母国の先輩でもあり、自分が辞めたマネジメント事務所に所属するグラエム・マクドウェルの名前を出し「Gマック(マクドウェル)に聞いてよ。彼のほうが僕よりよくわかってる」ととぼける場面も。2人は予選ラウンドで一緒にプレーするが「昨日も話したけどすべて大丈夫。彼はツアーでのビッグブラザーみたいなものだよ」と改めて仲がいいことを強調している。
前週のボルボ世界マッチプレー選手権で優勝したマクドウェルはもちろん、アーニー・エルス(南ア)、リー・ウェストウッド(英)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、マーティン・カイマー(独)、ジャスティン・ローズ(英)らも出場予定。熱戦を制するのは果たして!?