米男子ツアーの2013年シーズンフルフィールド初戦、ソニー・オープン・イン・ハワイは現地時間10日、ハワイのワイアラエCCを舞台に第1ラウンドの競技を行うも日没サスペンデッド。23歳のルーキー、スコット・ラングレー（米）が8アンダー62をマークして暫定単独首位に立った。1打差の暫定単独2位にラッセル・ヘンリー（米）、さらに1打差の暫定3位タイにはスコット・ピアシー（米）、ティム・クラーク（南ア）が続いている。

　暫定ながら単独首位に立ったラングレーはイリノイ州出身の23歳。プロ転向前の2010年全米オープンでは16位タイに入りローアマに輝いた実績もある。この日は序盤の2番、3番、4番での3連続バーディを含む、1イーグル、6バーディの完璧なゴルフを見せ、2位に1打差の単独トップに躍り出た。

　その他上位陣では、5アンダー65でラウンドしたジェフ・オーバートン（米）が暫定5位タイ、4アンダー66の暫定7位タイにマット・クーチャー（米／18ホール終了）、ウェブ・シンプソン（米／18ホール終了）ら10名が名を連ねている。ちなみにオーバートンは先日婚約したばかり。幸せパワーをスタートダッシュにつなげた。

　一方、戦前に注目された選手たちには出遅れが目立った。キーガン・ブラッドリー（米／18ホール終了）こそ2アンダー68で暫定27位タイに踏みとどまっているものの、ジョン・デイリー（米／18ホール終了）がイーブンパー70の暫定71位タイ、ザック・ジョンソン（米／18ホール終了）が1オーバー71の暫定88位タイ、デービス・ラブIII（米／18ホール終了）が5オーバー75の暫定138位タイ。ツアー開幕戦を制したダスティン・ジョンソン（米／18ホール終了）もデイリーと同じ暫定71位タイと2週連続優勝は厳しい状況となっている。

　日本勢では、4バーディ、3ボギーの1アンダー69にスコアをまとめた池田勇太（18ホール終了）が暫定45位タイ、谷原秀人（18ホール終了）がイーブンパー70の暫定71位タイ、今田竜二（18ホール終了）が2オーバー72の暫定109位タイに続いている。注目されたアマチュアの松山英樹（18ホール終了）はティーショットが定まらず3つのダブルボギーを叩くなど、4オーバー74の暫定130位タイと大きく出遅れた。