米国で3試合プレーし、一回り大きくなった石川遼が22日に帰国。同地での感触と今後について成田空港で会見した。

　予選通過を目標に掲げて米ツアーのノーザン・トラスト・オープン、AT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権の3試合に参戦。初戦32位タイ、2戦目予選落ち、3戦目は3回戦負けと決して悪い結果ではなかったが、今後の目標を引き上げた。「世界ランクの数字（35位）以上でホールアウトしたい」と、毎試合でより厳しいノルマを自らに課すことを宣言した。

　今後は、3月8日に行われる杉並学院高校の卒業式をはさんで、現地時間4月8日からのメジャー初戦・マスターズに備える。卒業式直後のため出場を検討中のWGC-CA選手権から、トランジションズ選手権、アーノルド・パーマー招待を経て迎える大一番は、2度目とあって落ち着いて臨めそうだ。飛距離アップを課題に掲げさらなる進化を目論む石川に注目したい。