ライダーカップ欧州チーム、主将決定まであと2週間
2013年1月3日(木)午前11:16
2週間後に迫った欧州ツアー2013年の第2戦、アブダビHSBCゴルフ選手権(現地時間17?20日/UAE、アブダビGC)を前に、来年のライダーカップ(現地時間2014年9月26日?28日/スコットランド、グレンイーグルス・ホテル)の主将が誰になるかが話題となっている。
2年に1度の名誉をかけた欧米決戦は昨年、欧州チームが歴史的大逆転で勝利を収めたばかり。だが、米国チームはすでにトム・ワトソン(米)を主将にすることを発表している。欧州の主将がアブダビで明かされることになっているため、ゴルフ関係者の間で憶測が飛び交っているのだ。
歴史的勝利の喜びを味わうことが出来た前回の主将はホセ・マリア・オラサバル(スペイン)だったが、今回は舞台がスコットランドということもあり、有力候補と目されているのは地元のヒーロー、コリン・モンゴメリー(スコットランド)だ。
欧州ツアーで7年連続賞金王という輝かしい実績を持ち、さらにスランプを乗り越えて2005年には8度目の賞金王に返り咲いた不屈の男。全盛期にはあまりの強さに“赤鬼”というニックネームを持っていた闘志あふれる男は、ライダーカップでの実績ももちろん豊富で主将にはうってつけだ。
一方、前回大会でオラサバルを補佐する副主将を務めたダレン・クラーク(北アイルランド)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)、ポール・マクギンリー(アイルランド)の4人も名前が挙がっている。
近年は米国を圧倒し続けている欧州チームだが、選手が米国に拠点を移す傾向にある中で行われる次回の大会はチームワークに心を砕く必要がありそうだ。それだけに、主将の責任はこれまで以上に重くなる。誰がその責任を負うことになるのか。発表まで噂や憶測がもうしばらく駆け巡ることになる。