石川、6位タイ好発進! 連覇狙う松村が「60」で単独首位
2014年5月1日(木)午後6:21
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2年ぶりの和合で石川遼が成長した姿を披露した。
国内男子ツアーの中日クラウンズは1日、愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンの松村道央が10アンダー60とロケットスタートを切って単独首位に立つ中、2010年大会覇者の石川は4アンダー66をマークして6打差の6位タイにつけている。
1番でさっそく成長をうかがわせた。370ヤードと距離の短い1番パー4は例年、1オンを狙っていく石川だが、冷静に状況を読んでフェアウェイウッドで刻んでいくと、約3メートルのパットを沈めてバーディ発進。その後、2番、4番で1打ずつ伸ばした石川は難コース和合を3アンダーで折り返す。後半も12番、13番でバーディを重ねると、15番でボギーを叩いたがその後は崩れることなくまとめて6位タイの好発進を切った。
その石川を6打上回ったのが松村だ。この日は前半だけで5バーディを奪うと、後半もさらに5バーディを重ねてノーボギーの10アンダー60。松村は今季開幕戦のインドネシアPGA選手権で逆転Vを飾っており、今大会でも優勝候補の筆頭だ。
上位陣は、首位と4打差の2位タイに昨季賞金ランキング2位の金亨成とI・J・ジャンの韓国勢2人。5打差の4位タイに岩田寛とブラッド・ケネディ(豪)、石川と並ぶ6位タイに同組で回った近藤共弘、3アンダー67の8位タイに現在賞金ランク首位の宮里優作、谷口徹、今野康晴がつけた。
大会最多の5勝を挙げている尾崎将司は前半を終えて3アンダーと気を吐いたが、後半3連続を含む4ボギーを叩いて1オーバー71。昨季賞金王で前週約1年5か月ぶりの優勝を飾った藤田寛之、矢野東、星野英正と並び48位タイで初日の競技を終えている。
一方、今大会が会長推薦枠での一旦の最終戦となるプロ3戦目の大堀裕次郎は5オーバー75の87位タイ、選手会長2年目の池田勇太は7オーバー77の98位タイと大きく出遅れた。