史上初の男女全米オープン連続開催へ準備万端!
2014年5月1日(木)午後0:54
史上初の同コースでの2週連続ナショナルオープン開催に向けて準備が着々と進んでいる。
同じパインハーストNo.2(ノースカロライナ州)で行われる全米オープン(現地時間6月12?15日)、全米女子オープン(同19?22日)を前に、大会主催の全米ゴルフ協会(USGA)エグゼクティブ・ディレクターのマイク・デービス氏が「ゴルフにおける挑戦だ。でも、素晴らしいテストになるだろう」とコメント。ドナルド・ロス設計、ベン・クレンショー改造の名コースが、晴れ舞台を待ち構えていることを明かした。
同じコースを舞台にすると言っても、もちろんセッティングは異なっている。男子がトータル7,562ヤード、女子は6,649ヤードでパーはいずれも70。男子の大会終了後に、フェアウェイが広くされるなどの調整が施され、女子の激戦に備えることになる。
大会主催側は「2週間なるべく同じように見えるようにしたい」という意向で、4日間のピン位置も同じとは言わないが、似た位置に切られる予定でおり、女子にはより厳しい条件になるかもしれない。「個人的にはこれまでにないほど素晴らしいこと」と、全米女子プロゴルフ協会(LPGA)の選手ディレクターで、全米女子アマチュアゴルフ選手権が同コースで行われた1989年に優勝したことのあるビッキー・ゲッツ・アッカーマン(米)が言うように、女子のトッププレーヤーたちの挑戦意欲をかき立てるようだ。
主催者側としては、毎年別々な場所で行ってきた2つの大会を同じ場所で開催することで、セッティングや施設など様々な部分で大きな経費節減ができるのが魅力なのは言うまでもない。今年2つの大会がうまくいけば、近いうちにまた2大会を同じコースで開催する目論みを隠そうともしていない。それだけに、試金石となる今年は大きな注目を集めることになる。