E.エルス、貫録の首位発進! M.カイマー1打差追走
2013年6月21日(金)午前9:58
鮮やかなショットが観客を魅了し、冴え渡るパットに歓声が爆発する。アーニー・エルス(南ア)がメジャー4勝の実力を見せつけた。
欧州ツアーの老舗トーナメント、BMWインターナショナル・オープン(現地時間20日、ドイツ、ミュンヘン・アイヒェンリートGC)第1ラウンドは、9アンダー63でプレーしたエルスが地元のマーティン・カイマー(独)、ロバート-ジャン・ダークセン(オランダ)、マシュー・ボールドウィン(英)、アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)の4人に1打差をつけ単独トップに立った。
今季ここまで同ツアーのBMW PGA選手権で6位タイ、メジャー大会の全米オープンで4位タイと大舞台に強いエルス。「最高のスタートだった。プレーを楽しんだだけだったけれど、全米オープンとは違うからね」と、全米オープンに備えて猛練習を積んだことを明かしており、残り3日間が楽しみだ。
一方、2008年に続く地元優勝に向けて1打差2位タイと好スタートを切ったカイマーも、満面の笑顔を浮かべた。「ここしばらく良いスコアが出なかった。コースもずいぶん違うから、今週は(バーディ)チャンスがたくさんある。ドイツの大会だから期待されていて、自分でも大きなプレッシャーをかけていた。素晴らしいスタートが切れてすごくうれしいよ」と、こちらも負けるわけには行かない。
その他の主な選手は、トーマス・レベ(仏)が5アンダー67で19位タイ、マッテオ・マナセロ(伊)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が4アンダー68で29位タイとまずまずのスタート。セルヒオ・ガルシア(スペイン)は1アンダー71で86位タイと出遅れている。