ルーキーのP.ユーラインが2位タイキープ! 3人がプロ初優勝を狙う激戦!
2013年5月19日(日)午前11:36
ゴルフ用品メーカー、アクシネット社の御曹司が快進撃を続けている。
欧州ツアー、マデイラ・アイランド・オープンは現地時間18日、ポルトガルのサント・デ・セラを舞台にサスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと第3ラウンドを行い、通算12アンダーのマーク・トゥッロ(チリ)が単独首位に立った。前日、8アンダー64を叩き出した2010年の全米アマチュアゴルフ選手権覇者で欧州ツアーのルーキーである御曹司、ピーター・ユーライン(米)は、3つスコアを伸ばして通算11アンダー2位タイ。トゥッロに1打差の2位タイと優勝が狙える位置をキープしている。
50台も狙えそうだった前日のラウンドのようにはいかなかったが、この日も5バーディ、2ボギーの2アンダー69でラウンドし、前日単独首位に立っていたクレイグ・リー(スコットランド)と並ぶ2位タイを維持した。実力は十分にあるだけに最終日のプレーにも注目だ。
単独首位のトゥッロは、最終組でユーライン、リーと共にプレー。激しいデッドヒートを演じたが、正確なショットで1打のリードを付けて最終日を迎える。34歳のベテランながら、チャレンジツアー2勝の実績しかない苦労人は「明日も同じ戦略で行くよ。同じショットを打って同じようにプレーして、どうなるか見てみよう」と、淡々とツアー初優勝を狙っている。また、リーも35歳ながら欧州ツアー未勝利。先月のオープン・デ・エスパーニャでは、優勝争いをしながら勝てずに終わっているだけに、ここで勝利を手にしたいところだ。
初優勝を狙う上位3人の戦いが、どんな様相を見せるのか。国際的で層の厚い欧州ツアーならではの最終日から目が離せない。
他の主な選手は、トーマス・レベ(仏)、ソレン・ハンセン(デンマーク)、ニコラス・ファース(スウェーデン)が通算4アンダー12位タイ。初日首位に立ったロイド・サルトマン(スコットランド)、マーカス・ブリアー(オーストリア)が通算3アンダー19位タイで並んでいる。地元のディフェンディング・チャンピオン、リカルド・サントス(ポルトガル)は、通算1アンダー37位タイに順位を上げている。