ツアー未勝利の伏兵が単独首位発進、地元期待のR.サントスは出遅れ
2013年5月17日(金)午前10:57
ツアー未勝利の伏兵が、欧州ツアーのマデイラ・アイランド・オープンを引っ張っている。
ポルトガルのサント・デ・セラを舞台に行われた第1ラウンド(現地時間16日)は、8アンダー64を叩き出したロイド・サルトマン(スコットランド)が単独首位に。サルトマンはツアー未勝利ではあるが、2007年にアマチュアのライダーカップと呼ばれるウォーカーカップで、ローリー・マキロイ(北アイルランド)のチームメイトとして活躍した27歳だ。
この日は風の強い難しいコンディションの中、1番で幸先良くバーディ。さらに3番からの3連続バーディで波に乗ると、9番でもバーディを奪って5アンダーで折り返す。バックナインに入っても11番でバーディ奪取。12番で唯一のボギーを叩いたが、13番ですぐに取り返し、終盤16番、18番もバーディとして8アンダー64をマーク。単独2位のリチャード・ブランド(英)に2打差をつけ単独トップで初日の競技を終えた。
「ここには勝つために来ているし、最高のスタートが切れたと思っている」とソルトマン。かつてのチームメイトはすでにメジャー2勝を飾り、一度は世界ランクNo.1の座にも就いている。まずはここで初優勝を達成し、マキロイに追いつく大きな一歩を踏み出そうとしている。
また、2011年ポルトガル・マスターズ以来のツアー2勝目を狙うトム・ルイス(英)は、2オーバー74のラウンドで83位タイ。地元のヒーローでディフェンディング・チャンピオンでもあるリカルド・サントス(ポルトガル)も、4オーバー76の乱調で118位タイと出遅れてしまった。