トム・ルイス（英）がツアー2勝目を狙う。

　欧州ツアーのマデイラ・アイランド・オープンがポルトガルのサント・デ・セラを舞台に現地16日より開幕する。2011年全英オープン第1ラウンドでアマチュアとしての同大会18ホール最少スコアとなる『65』を叩き出して注目を浴びたルイス。その年の9月にプロ転向を果たし、同年のポルトガル・マスターズではプロ3試合目、アマチュア時代からを含めても5試合目で早くも初タイトルを獲得してみせた。

　あれから2年弱。プロとしての経験を積んだルイスだが、未だに2勝目は手にしておらず、今大会にも3試合連続予選落ちの後で現地入りしている。それでも「決してアンハッピーなわけじゃない。2011年以来、色々なことを学んでいるし、一生懸命練習している。みんなは色々な準備を整えてツアーにやってくるけど、自分は幸いにも初優勝がすごく早かっただけ。今は週末のスコアが悪いので、もっと進化する必要がある」と自分が置かれた状況をしっかりと分析している。「パッティングもいいし自信がある」と今大会に挑む22歳になったルイスのプレーが楽しみだ。

　一方、地元の期待はディフェンディング・チャンピオンのリカルド・サントス（ポルトガル）に注がれているようだ。ヒーローとして地元に戻ってきたサントスは再び勝利の美酒を味わうことができるだろうか。

　その他にも、トーマス・レベ（仏）、ソレン・ハンセン（デンマーク）や歴代優勝者のロバート-ジャン・ダークセン（オランダ）、ブラッドリー・ドレッジ（ウェールズ）、ニコラス・ファース（スウェーデン）らも参戦。主力選手が同週開催のボルボ世界マッチプレー選手権（現地時間16?19日／ブルガリア、スラシアンクリフスG＆ビーチリゾート）に出場しているスキに荒稼ぎを目論んでいる。