2018年まで「WGC-ブリヂストンインビテーショナル」が行われていた、オハイオ州ファイヤーストーンカントリークラブで開催されるシニアメジャートーナメント。注目は16番ホール・パー5の通称「モンスター」。667ヤードを誇り、1960年の全米プロゴルフ選手権でトリプルボギーを叩いたアーノルド・パーマーが命名したこのホールを、熟練した技術を持つシニアプロはどう攻めるのか。優勝者には翌年のザ・プレーヤーズチャンピオンシップへの出場権が与えられる。昨年まで7月に開催されていたが、今年は6月に移動して行われる。昨年はアーニー・エルスが逆転勝利。最終日、首位と1打差の2位からスタートしたエルスは、前半から堅実にスコアを伸ばしていく。首位からスタートしたスティーブ・ストリッカーは前半こそスコアを維持したものの、後半に入って2ボギー・1トリプルボギーの大ブレーキ。その隙に逆転したエルスがシニアメジャー初制覇を果たした。